Google Analytics(グーグル・アナリティクス)は登録したブログへのアクセス解析をしてくれる便利なアプリです。
ブロガーの殆どの方が採用しているアナリティクスですがちゃんと分析できているかは確認していますか?
ブログの構造を見直すための分析結果ですから分析情報が誤っているとブログの問題点に気付かずに多くの時間を無駄にしてしまいます。
この記事では初心者が陥りやすいアナリティクスの設定ミスについて確認ポイントを解説します。

アナリティクスを正しく設定してブログの実力を知りましょう!
アナリティクスの解析結果に疑問を感じたら即チェック
アナリティクスの設定は自分でミスしてしまうものやプラグインの導入などで知らぬ間に二重解析になっているなど、気を付けていてもやってしまいます。
アナリティクスの表示がおかしいと感じたらすぐに原因調査を行いましょう。
私は最初何にも疑いもせずに日々増えていくページビュー(PV)数と、低い直帰率に満足していました。
しっかりとブログは成長しているのですが2倍の成長速度を見せられていたわけですね。

なんだブログってカンタンじゃん!
アナリティクスの表示がおかしい代表例
アナリティクスの分析がおかしいってどうやって気づくの?と疑問に思う方もおられると思います。
そこで、アナリティクスの表示がおかしい身近な例を2つご紹介します。
- 直帰率が極端に低い
- ページビュー(PV)がいつも偶数
直帰率が極端に低い時

直帰率とはあなたのブログに検索やSNS等のリンクから訪れて、最初のページしか見ずにブログ外に離れてしまった割合を示しています。
直帰率は有名なサイトでも20〜70%ほどであることが多いため0%台を推移するのは極めて異例です。
このような場合はアナリティクスの設定ミスを疑いましょう。
ページビューが常に偶数でカウントされる時

ページビューが常に2ずつカウントされる時は二重カウントされている可能性が高いです。
訪問者が1ページに訪れれば当然だとカウントされるのは「1」のはずですが、常に「2」カウントされるのであれば二重にカウントされているということですね。

わざと1回だけダミーページ(編集中や公開してすぐの記事)をクリックしてみてどのようにカウントされるかで自分で二重カウントを調べることができます
アナリティクスの設定ミスを探す
アナリティクスの設定ミスかも?と思った方は設定ミスがないか探す必要があります。
ただ心当たりがない方も居られると思いますので、要点を絞って探すところを予めいくつか挙げておきます。
ここで言う設定ミスとはアナリティクスの解析用コードを2つ以上設定していないかです。
テーマへのトラッキングIDの貼り付け
※この記事ではWordPressテーマの「Cocoon」を題材にしています。
Cocoon設定>アクセス解析・認証>Google Analytics設定にあるGoogle AnalyticsトラッキングIDにアナリティクスのトラッキングIDが入力されているか確認しましょう。

All in One SEOへのトラッキングIDの貼り付け
WordPressを始めると必ず推奨されるプラグイン「All in One SEO」ですが、この中にもGoogle AnalyticsのIDを入力するところがあります。
All in One SEO>一般設定>Google Analyticsの部分にトラッキングIDがないか確認しましょう。

Site Kit by Googleを使っている
Site Kit by Googleを有効化している時は、このプラグインが自動的にアナリティクスのトラッキングIDを紐づけしますので知らない間に二重カウントになりやすいポイントです。
もし前の2つのいずれかにトラッキングIDを貼り付けている場合は、
- Site Kit by Googleを無効化する
- 他のトラッキングIDを削除する

まとめ:Google AnalyticsのトラッキングIDは1つだけ!
アナリティクスで二重カウントされない様にトラッキングIDはサイトに1つだけにしましょう。
ページビュー(PV)数が2つずつカウントされてしまいブログの実力を見誤ってしまいますし、ページの直帰率が極端に下がってしまうため、ブログを何ページも見てもらっているような錯覚に陥ります。
ブログを正しく成長させるためには現在の実力を正しく理解することが必要です。
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